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「魔眼の匣の殺人」何故面白いのか徹底考察①【ネタバレ有】

02ミステリ小説

 
 
この記事は、屍人荘の殺人、魔眼の匣の殺人を
読んだあとに書いています
 
関連記事:麻耶雄嵩先生初の百合本格ミステリ「友達以上探偵未満」レビュー
次の記事:「魔眼の匣の殺人」徹底考察②考察のための5つの質問【ネタバレ有】
 

何故、読みやすいか?(1)文章が固くない

 
まず、文章が硬くない
 
それこそ、海外の古典ミステリや、それを
リスペクトしたミステリー作品の中には、
風景描写とかに難しい漢字使ったり、キャラクターの言動を厳かにして
重厚さを出しているものがあります。
 
 
ただ、そう言った本は
あまり普段本を読まない人には
非常にとっつきにくい。
 
 
比べて、魔眼の匣の殺人の文章はかなり軽い。
 
比留子さんのキャラクターがマンガキャラっぽいのもあり、
少なくともラノベ読んでる人は読める。
 
 
ただ、稚拙な文章ってわけではないので
普段、硬い本を読んでいる人でも大丈夫なくらい?だと思う。
 
 

何故、読みやすいか?(2)読者に配慮した文章

 
 
前作同様、比留子さんの登場人物の名前記憶講座があります。
 
たとえば、記者の臼井については
「言動は軽薄だし、モラルも薄っぺらしいし、髪も薄い!」
 
今村昌弘さんのインタビューでは、
ミステリでは登場人物がたくさん出てきて
誰が誰だかわからなくなるという人に配慮して
名前紹介パートを作っているとのこと。
 
気が利きますねぇ。
 
 

ヒロイン(ホームズ)比留子は可愛いか?

 
可愛い。
 
「~なんだよ」口調のミステリアス&ちょっと抜けてる先輩キャラ好き。
 
 
ミステリは、今も昔も
いとも簡単に超絶美少女を出してくれるから素晴らしい。
 
 
以下、可愛い発言
 
「あんなに心配しながら読んだのに、。ああ騙されたよ笑えばいいさ。
 ミステリは意地悪ばかりだ」
 
 

何故、ミステリファンにも好評なのか?

 
ミステリファンにも好評な理由は、
 
特殊設定ものではあるが、
本格ミステリの原則に忠実で、非常に質が高い為である。
 
前作の、屍人荘の殺人を書く前には
新本格のミステリの開拓者である
綾辻行人と有栖川有栖を分析したとのこと。
 
 
(インタビュー:デビュー作にして、三冠。先人の徹底的研究で到達したのは、全く新しい密室トリック!?『屍人荘の殺人』
 
どんでん返し系の読者に絶対解かせない!ではなく、
あくまで、読者にフェアに手掛かりを提示して
解けるようにしている点が良点。
 
 
クローズドサークル、見立て等の先人達が培った
テクニックを駆使している。
 
しかも、ミステリ好きなら、笑っちゃうほどコテコテな設定なのだ。
 
 
地図見ただけで、この橋落ちるよねってわかっちゃうじゃんw
 
 
 
 
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