2020年本格ミステリベスト10 トップ10を大胆予想中!(随時更新)

「medium霊媒探偵城塚翡翠」相沢沙呼の最高傑作を徹底考察【ネタバレなし】

02ミステリ小説

この記事は、「medium霊媒探偵城塚翡翠 」を読んだあとに書いています。

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昔話本格ミステリの2019年傑作!「むかしむかしあるところに、死体がありました。」紹介
この記事は、「むかしむかしあるところに、死体がありました。」を 読んだあとに書いています。 前の記事:「殺人犯 対 殺人鬼」(早坂 吝)今読むべき本格ミステリを最速徹底考察!【ネタバレ有】 あらすじ ...

あらすじ

~あらすじ~
 

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出会う。彼女は霊媒師であり、死者の言葉を伝えることができる。

しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。

一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。

一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。

だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた。

出典元:講談社ノベルズHP

わくわくする設定ですよね!

霊媒ミステリというと、逆転裁判シリーズを思い出します。

本書のジャンル・特徴

  • 本格ミステリである
  • 連作短編
  • ミッシングリンク(一部)
  • 霊媒ミステリ
  • 青春小説(?)
  • 軽度なスプラッターホラー
  • ハウダニット
  • 読者への挑戦状
  • ヒロイン可愛い

考察

カタルシスが得られる衝撃の展開

本著の帯(たぶん初版)に書かれていたのは「すべてが、伏線。」の8文字。

本当に本格ミステリのレビューは難しい。

ハードルは上げない方が良いはずなのに、でも、読んでほしいから持ち上げてしまう。

相沢沙呼の最高傑作にして初の人が死ぬミステリ

講談社ノベルズの本著の紹介ページを見ると相沢沙呼さんが、相当な気合を入れて本作に取り組んだ姿勢が伺える。

日常の謎青春ミステリを扱ってきた相沢さんが10年目の節目で、本格ミステリに挑む決意をし、書いた作品とのこと。

さすがにベテラン。

終盤の怒涛の展開だけでなく、解決編でみせる一つ一つのロジックの鮮やかさ、切れ味が抜群です

日常の謎を扱っている著者の心理描写には定評があり、キャラクターも魅力的なので、推理や解決編以外の場面も面白く、隙がない。

最初から最後まであっという間に読んでしまう一冊です。

ヒロイン翡翠が可愛い

本格ミステリー小説はヒロインを超絶可愛く書いてもいいことになっているのです!(?)

例に漏れず、超絶美少女設定の翡翠さん。

ある性格設定のせいでより魅力的に見えるのですがそれは、読んでからのお楽しみ。

ホームズ&ワトソンの在り方を問う

能力者がワトソン役としてサポートし、主人公がホームズとして論理で解決していく。

ネタバレは避けますが、毎話、普通のワトソン&ホームズでは見られない推理展開になるので、そういった他のミステリとの違いも堪能できます。

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