2020年本格ミステリベスト10 トップ10を大胆予想中!(随時更新)

読者への挑戦状を貴方は本当にやりましたか?「図書館の殺人」

02ミステリ小説

あらすじ

~あらすじ~

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。

被害者は常連利用者の男子大学生。

閉館中の館内に忍び込み、山田風太郎の『人間臨終図巻』で何者かに撲殺されたらしい。

現場にはなんと、二つの奇妙なダイイングメッセージが残されていた!

警察に呼び出された裏染天馬は独自の捜査を進め、一冊の本と一人の少女の存在に辿り着く。

一方、風ヶ丘高校では期末テストにまつわる騒動が勃発。

袴田柚乃たちは事件とテストの二つに振り回されることになり……。

ロジカルな推理と、巧みなプロットで読者を魅了する〈裏染天馬シリーズ〉第4弾。

出典元:版元ドットコム(https://www.hanmoto.com/)

本書のジャンル・特徴

  • 本格ミステリである
  • (図書)館もの
  • 読者への挑戦状
  • 青春小説
  • ダイニングメッセージ

考察

上質なロジックが堪能

平成のエラリー・クイーンと称された青崎有吾さんの「裏染天馬シリーズ」の4作目。

本格ミステリの中には、終盤で脳が裏返るような「どんでん返し」を仕掛ける作品もあり、そういう作品も魅力的ですが、このシリーズはロジックの端正さ読者とのフェアプレイ精神を重視しているように思います。

伏線の貼り方が丁寧だし、ホームズの推理の過程もロジカル

読者への挑戦状で本気にフェアで挑戦できる作品

エラリー・クイーンのオマージュで「読者への挑戦状」を挟む作品は沢山ありますが、このシリーズほど絶妙な難易度設定の作品は中々お目にかかれない。

解けそうで解けないけど、解答を見ると悔しがれる程よいレベル設定。

何となく「読者への挑戦状」を読書の箸休め程度にしか思っていない方は、フーダニット(犯人の予想)・ハウダニット(どのように殺害したか)まで、是非推理してみましょう。

動機の推理までは難しいかなー。

ダイニングメッセージ久しぶりに見た

最近読んだ小説の中で、ダイニングメッセージ使った作品あまりなかったから、結構新鮮だった。

早苗さんもキャラ立ちしてきた

1作目は続編を想定していなかったのか、天馬以外の登場人物の設定は割と大人しかったが、2作目からシリーズ化するにあたってキャラクター描写が濃くなり、青春ミステリーとしても充実してきた。

1作目では割と空気だった早苗も4作目では大分図々しくなりましたね。

誰がボケで誰がツッコミなのか。

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