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「特殊設定(SF)」の本格ミステリランキング【2019年時点】【おすすめ】

01ミステリランキング・おすすめ

こんにちは!

本格ミステリブロガーのアボカドです。

今回はこれから爆発的に伸びていくであろう(私が思っているだけ)特殊設定ミステリについてまとめました。

本格ミステリ界で話題になった「屍人荘の殺人」等、近年、面白い特殊設定ミステリが増えているように思います。

普段本を読まない人でも「屍人荘の殺人」を読んで面白い設定だな!と思った人も多いのではないのでしょうか?

超常現象など非日常の状況下を利用したミステリのことを特殊設定ミステリと呼びます。

私は特殊設定ミステリが大好物です!

本格ミステリ界は長い歴史があるので、現実世界を舞台とすると段々とネタがなくなってしまっているのが現実。(※注 といっても、面白い作品はまだまた登場しています。)

その中で謎・トリックの幅を持たせることのできる特殊設定はミステリ界の救世主だと思うのです!

今回は「特殊設定(SF)の本格ミステリランキング(2019年時点)」と題して、私が是非おすすめしたい特殊設定ミステリを激選しましたので、本記事で紹介します!

「特殊設定(SF)」の本格ミステリランキング【2019年時点】

本記事は2019年11月05日時点の内容です。
( 随時更新予定! )

※ランキングと書いてますが下記小説内で順位付けはしてません。

7回死んだ男(西澤保彦)

日本の特殊設定(SF)ミステリといったらまずこの方!西澤保彦さん。

主人公の特異体質は「ある一日を合計九回繰り返す」(=反復落し穴)。

今ではシュタゲ まどマギ等色んな作品で使われすぎて食傷気味であるタイムリープネタですが、本格ミステリに「時間ループ」の特殊設定をいち早く取り込んだ作品です。

特殊設定ミステリとしての本著の特徴は次の2点。

①フェア・プレイを満たすため、特殊設定のルールは読者にわかるよう記述する。

②何故、特殊設定(本著では時間ループ)があるか?人物が身につけたかについて、科学的な根拠は説明せず、あくまで、本格ミステリのガジェットとして特殊設定を用いる。

①②については特殊設定を本格ミステリに馴染めやすくする手法で、この作品を参考に特殊設定ミステリが増えていったんじゃないかな?

内容に触れると、表紙は結構いかつく読みづらそうな印象だけど、主人公の久太郎を始めキャラクターはコミカルなので読み易いです。

 
~あらすじ~

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。

祖父を救うため久太郎はあらゆる手を尽くすが――鮮やかな結末で読書界を驚愕させたSF本格ミステリの金字塔!

出典元:版元ドットコム(https://www.hanmoto.com/)

屍人荘の殺人(今村 昌弘)

当ブログでも紹介した話題の屍人荘の殺人。

第27回鮎川哲也賞」受賞に加え、

このミステリーがすごい!2018年度版」1位

週刊文春ミステリーベスト10」1位

2018 本格ミステリ・ベスト10」1位

とデビュー作にして、ミステリ大賞を総なめしてしまったバケモノ作!

あの特殊設定〇〇〇をミステリでやっちゃった奇想が話題に。

ただ、出オチではなく、本格ミステリとして非常に出来が良いと感じました。

特殊設定の使い方の旨さだけでなく、解決編のロジックの切れ・鮮やかさはもはや新人ではないですね!

今村さんは若手ミステリ作家のトップランナーであり特殊設定の使い手としても、これから期待できるので、今村さんの新刊には目を光らせておきましょう!

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~あらすじ~

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

“曰く”など気にする風もない部員たちは、肝試しと称し神社に赴くが、想像を絶する異常事態に遭遇し紫静荘に立て籠もることを余儀なくされる。

緊張と混乱が続くなか一夜明けると、部員の一人が惨殺死体となって発見される。

それは連続殺人の序章に過ぎなかった――。

究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!

奇想と本格が見事に融合する選考員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作!

出典元:版元ドットコム(https://www.hanmoto.com/)

ジェリーフィッシュは凍らない(市川憂人)

こちらも、鮎川哲也賞受賞作。(第26回)

最近の鮎川賞は何故か特殊設定ものが多い気がしますね。

特殊設定の中でも、ファンタジー寄りな作品。

現代社会より、技術が進んでいないようで、ある部分では超進んでいるような不思議な世界観で話は展開されます。(80年代のアメリカ?)

本作では、ジェリーフィッシュと呼ばれる超最新技術の気球が登場。

逆にDNA鑑定は使えないので、トリックの幅が広がっているのが特徴。

あらすじにもあるように、「そして誰もいなくなった」オマージュでもあり、特殊設定の環境で、「そして誰もいなくなった」をやったらどうなるのか?という切り口でも楽しめる。

「ジェリーフィッシュは凍らない」では、特殊設定ならではの仕掛けが仕込まれているので、是非特殊設定好きは、ご一読ください。

 
~あらすじ~

特殊技術で開発された、小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、次世代型ジェリーフィッシュの長期航空試験に臨んでいた。

ところがフライト中に、密室状態の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。

さらに、自動航行プログラムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。

脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。

精緻な筆致で描く本格ミステリ、新時代の『そして誰もいなくなった』登場!

出典元:版元ドットコム(https://www.hanmoto.com/)

名探偵は嘘をつかない(阿津川辰海)

阿津川辰海さんのデビュー作。

本作のジャンルは霊媒ミステリ法廷もの

私と同じように「それって、逆転裁判じゃん!」と感じた人は多数いる模様。

少し積めこみ感が強すぎるけど、話が2転3転していくので目が離せない。

個人的な趣味になってしまいますが、漫画のネウロみたいに、探偵の男が滅茶苦茶でワトソンが女の子の常識人って関係好きなんですよね。

 
~あらすじ~

「ただいまより、本邦初の探偵弾劾裁判を開廷する!」

彼が本当に嘘をついていないのか、それは死者を含めた関係者の証言によって、あきらかにされる!

名探偵・阿久津透。

その性格、傲岸不遜にして冷酷非情。

妥協を許さず、徹底的に犯人を追い詰める。

しかし、重大な疑惑が持ちあがった。それは、彼が証拠を捏造し、自らの犯罪を隠蔽したというものだった――。

ミステリファン必読の、新人発掘プロジェクトKAPPA-TWO第一弾!

出典元:Booklive

まとめ

今回は「特殊設定(SF)」の本格ミステリランキング【2019年時点】」と題しておすすめの特殊設定ミステリを紹介しました。

特殊設定といっても、色々な種類の作品がありますね!

私は特殊設定ものに目がないので、あらすじを見て「設定買い」を良くしてしまいます。

今後も目を光らせていくので、面白い作品があったら随時紹介していきます。

では、今回もご覧いただきありがとうございました!

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