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「メルカトルと美袋のための殺人」(麻耶雄嵩)何故面白いのか徹底考察【ネタバレなし】

02ミステリ小説

こんにちは!本格ミステリブロガーのアボカドです。

今回は『「メルカトルと美袋のための殺人」(麻耶雄嵩)何故面白いのか徹底考察【ネタバレなし】』と題して、小説「メルカトルと美袋のための殺人」についてまとめてみました。

あらすじ

~あらすじ~

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

しかし彼女は間もなく死体で発見され、美袋が第一容疑者とされてしまった!

事件に巻き込まれやすい美袋と、「解決できない事件など存在しない」と豪語する魔性の名探偵・メルカトル鮎が挑む巧緻な謎の数々。

脱出不能な密室殺人から、関係者全員にアリバイが成立する不可能犯罪まで――奇才が放つ、衝撃本格推理集。

出典元:BookLive 作品内容

本作のジャンル・特徴

  • 本格ミステリである
  • アンチミステリ
  • 短編集

本作の評価・加減点理由

「メルカトルと美袋のための殺人」の評価(総合的面白さ :★★★★☆)

 総合的面白さ :★★★★☆
 意外性+論理性:★★★★★

~評価詳細~

  • 文章の読み易さ:★★★★☆
  • 古典ミステリ感:★★★★☆
  • 登場人物の魅力:★★★★★
  • 私の好み   :★★★★★

「メルカトルと美袋のための殺人」の加点ポイント!

~加点ポイント~
◎非常に良い点

  • 本格ミステリへの反抗を志みた意欲作
  • 麻耶雄嵩の魅力が最も発揮された作品
  • オチが強烈

〇良い点

  • 後期クイーン的問題なんてお構いなし

数ある、麻耶雄嵩さんの作品の中でも

トップクラスに本格ミステリへの反抗を志みた意欲作

もう後期クイーン的問題なんてお構いなしです。

特に第2の問題

作中で探偵が神であるかの様に振るまい、登場人物の運命を決定することについての是非

について、普通の探偵は自分の存在に疑問を持つものだが、メルカトルは一切葛藤しない。

オチは本当に強烈。

理不尽すぎる

麻耶雄嵩のメルカトルシリーズでないとこのオチはないですね。

万人受けでない。

「メルカトルと美袋のための殺人」の減点ポイント!

~減点ポイント~
△イマイチな点

  • 超上級者向けミステリなので、初心者に薦められない。

××かなりイマイチな点

超上級者向けミステリ

ミステリ初心者には決してお勧めしません

(難しいというよりかは、面白さが分からないといった意味で)

本作は、ミステリの王道の裏の裏をついてくる趣向が非常に強い作品。

ある程度ミステリの定石を知った人でこそ、その意向返しに感服する作品なのです。

まとめ

今回は『「メルカトルと美袋のための殺人」(麻耶雄嵩)何故面白いのか徹底考察』と題して、小説「メルカトルと美袋のための殺人」について紹介しました。

では、今回もご覧いただきありがとうございました!