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「屍人荘の殺人」より面白いミステリー小説7選【映画化】

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こんにちは!本格ミステリブロガーのアボカドです。

「屍人荘の殺人」の映画化がまもなくですね!

基本的には私は、原作厨ですがPVを見る限りテイストも違い面白そうなので、

久しぶりの映画館ですが、足を運んで見に行こうと思います。

心配なのは、公開後に発生するにわかミステリーファンです。

たいして本を読んでいないくせに、「ミステリーの中で一番面白いのは屍人荘の殺人だ!」とか豪語しそうなのです。

(いや、でも上位にくるミステリーであることは間違いないのだが)

ということで

今回は先手を打って、『「屍人荘の殺人」より面白いミステリー小説7選』

というテーマでまとめてみました。

※注意

本記事は『屍人荘の殺人』を貶める内容ではありません。

というか、私は、『屍人荘の殺人』が滅茶苦茶好きです。

『屍人荘の殺人』を読んだ方に、他の作品も読んでもらいたいので、あえて煽り気味のタイトルにしています。

「屍人荘の殺人」より面白いミステリー小説7選

7作は順不同で紹介していきます。

(1) medium霊媒探偵城塚翡翠(相沢沙呼)

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講談社
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2020年本格ミステリベスト10で1位をとった最近の傑作。

本著の帯(初版)に書かれていたのは「すべてが、伏線。」の8文字。

ミステリの場合ハードルは上げない方が良いはずなのに、でも、読んでほしいから持ち上げてしまう。

日常の謎・青春ミステリを扱ってきた相沢さんが10年目の節目で本格ミステリ(人が死ぬ)に挑む決意をし、書いた作品とのこと。

終盤の怒涛の展開や心理描写・キャラクターの魅力。

相沢沙呼の集大成にして最高傑作という声も多い。

ヒロイン翡翠ちゃんにやられた人、多数。

色んな意味で隙が無い作品です。

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(2) 〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件(早坂吝)

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前代未聞とはまさにこのこと。

このトリックはもう他の作品では使われないでしょう、唯一無二。

でも、バカなんだよなぁ。実に馬鹿らしい。

超頭のいいバカが考えた話って感じがあって、凄い好みな作風ですね。

本作はエロミスというジャンルなので、女性に薦められるかは微妙です。

ただ、エロを謎解きに絡めているからエロミスなのであって、読んでみると、実はそんなにエロくない。

エロを除けば、ライト風で読み易いので気軽に手を出していい作品だと思います。

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(3) ジェリーフィッシュは凍らない(市川憂人)

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特殊設定の中でも、ファンタジー寄りな作品。

現代社会より、技術が進んでいないようで、ある部分では超進んでいるような不思議な世界観で話は展開されます。(80年代のアメリカ?)

本作では、ジェリーフィッシュと呼ばれる超最新技術の気球が登場。

逆にDNA鑑定は使えないので、トリックの幅が広がっているのが特徴。

そして誰もいなくなった」オマージュでもあり、特殊設定の環境で、「そして誰もいなくなった」をやったらどうなるのか?という切り口でも楽しめる。

「ジェリーフィッシュは凍らない」では、特殊設定ならではの仕掛けが仕込まれているので、是非特殊設定好きは、ご一読ください。

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(4) 殺戮に至る病(我孫子武丸)

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講談社
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私が大学時代に本格ミステリーに挑戦して最初に受けた衝撃はこの本より。

新本格世代のミステリ作家である我孫子武丸さんはサウンドノベルの名作「かまいたちの夜」のシナリオを担当したことでも有名ですね。

本作は、新本格ミステリーの全盛期である1992年に発表。

異常な犯人の心理・丁寧に張られた伏線があるからこそ”あの真相”が衝撃を呼ぶ。

無駄がない文章・展開。洗練されており、非常に完成度の高い作品です。

エログロ描写があるので女性に薦めづらいのが、惜しい。

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(5) ハサミ男(殊能将之)

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ミステリ読んだことない人に、必ず勧めている一作

「殺戮にいたる病」と共に、私が本格ミステリにのめり込むきっかけになった本でもあります。

ライトな語り口なのでとても読み易い。

真相の衝撃だけでなく、伏線の貼り方、回収の仕方など非常にハイレベル

今回は紹介しませんが、著者の別作品「鏡の中は日曜日」もどんでん返し系でオススメです。

著者の殊能将之さんは既に若くして亡くなられてしまったのが悔やまれます。

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(6) ロートレック荘事件(筒井康隆)

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筒井康隆さんはSF作家として知名度があり、日本の3大SF作家とも呼ばれるほど。

私は本格ミステリに嵌る前はSFに嵌っていて、その中でも筒井康隆さんの作品が好きで「家族八景」「旅のラゴス」等読んでいました。

本格ミステリを読むようになってから、筒井康隆のどんでん返しミステリ作品で面白いものがあると知って手に取ったのがきっかけ。

SFやメタ小説を書いていた著書らしい技巧。いや、天才ですね。

ことによると、どんでんがえしミステリの中でも一番好きなトリックかもしれない。

エピローグも趣があって良し。

(7) 魔眼の匣の殺人(今村昌弘)

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最後は、「屍人荘の殺人」の続編を紹介。

正直、「2作目は前作より勢いが落ちるだろうな」と思ってました。

しかし、まさかの傑作。ごめんなさい。

個人的には2作目である本作の方が面白かったです。

物語の構造、ワトソン・ホームズのセリフ・説明の順番、伏線の旨い貼り方(違和感を感じさせておく描写)等、とにかく読者に配慮した文章になっており、読み易く、騙された時にしっかり悔しがれる。

今村さんのインタビューを見ると、本著は面白くなるように推敲を何度も何度も行ったようで、そのおかげで完成度が非常に高い作品になっているようです。

「魔眼の匣の殺人」徹底考察②考察のための5つの質問【ネタバレ有】
この記事は、屍人荘の殺人、魔眼の匣の殺人を 読んだあとに書いています 前の記事:「魔眼の匣の殺人」何故面白いのか徹底考察①【ネタバレ有】 次の記事:絶好調!「魔眼の匣の殺人」の著者今村昌弘、5つの疑問点。 ...

まとめ

今回は『「屍人荘の殺人」より面白いミステリー小説7選』と題して、7作品の紹介をさせていただきました。

では、今回もご覧いただきありがとうございました!